杉浦太陽 NHKもっと恋セヨ乙女番組レポート

「変身してはみたけれど・・・・」
2004/05/23(月)〜2004/05/26(木)NHKPM11:00〜11:15
放送総集編2004/05/27(金)PM0:55〜1:55

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NHK連続ドラマ「もっと恋セヨ乙女」2004年5月 第5回〜第8回(全24話)
第2週「変身してはみたけれど」
《作》岡田恵和《演出》大友啓史《製作統括》鈴木圭《音楽》おかもとだいすけ
《製作・著作》NHK

《キャスト》天野幸子 真中瞳/高沢行彦 杉浦太陽/富田比奈子 酒井若菜/ 町田奈々子 佐藤藍子 /天野伸子 山口あゆみ/松田洋一郎 忌野清志郎/天野健吾 小野武彦/倉沢 克宏 筧利夫 /中西春恵 斉藤こず恵/他 

もっと恋セヨ乙女「変身してはみたけれど…」第5回(5/23/月)/リドリアス

今週こそはっ!きっと〜きっと〜幸子(演:真中瞳)の恋のお相手が!
先週は幼馴染みのサトミくんと・・・でもダメでした、やっぱり(きっぱり)。

お父さん(演:小野武彦)は結果を知ってうれしそうにギョーザを焼いてくれま した。

台所に立つお父さんの横で倉沢克宏さん(演:筧利夫)
「イイ女だなあ、幸子さんは。ください」と言って「イヤです」「いやですよね〜」と妙な会話を交わす。

ある朝、幸子は自転車に乗って出勤です。道で超能力(?)を持つというご近所 のおバアに会いました。
じっと幸子を見詰めるおバア。「お早う、うん?なんか好い事ありそう?」
(たぶん)「好い事あるよ」とおバア(ココ聞き取れませんでしたセリフ)
幸子さん、なにやら恋(?)の気配に会社に着いてもぼうっ!と空想・・・。幸 せよ〜恋よ来い!

幸子の勤めるおつまみメーカー「オタカラ」にやってきたコンビニのバイヤー倉 沢がコンコン失礼しますと幸子のおつまみ研究室に入ってきた。

「実はご提案を持ってまいりました。高沢からご説明します」と倉沢が両手を上 げてパンパンと叩くとそこに「失礼しま〜す」と入ってきたのは!

バシッと背広に身を包んだムサシ顔の〜〜(ToT)。いや失礼。やり手販売促進員 の高沢行彦(演:杉浦太陽)。

にっこり微笑む高沢に見とれた幸子の目はハート。回りの空気は一変して濃いピ ンク(笑)。

「えーー、紹介します」と倉沢が言っても幸子うわの空。(//・o・//)
「うん?あれーーオイッ」と激変し湯気が出そうな幸子にうろたえる倉沢だった。

そうなんだよね、倉沢さん。唯一幸子さんに振られたオトコ倉沢は、いまでも未 練たっぷり、幸子をずっと
見守り続けてる・・・。

「・・・このおつまみにこういったオマケを付けて相乗効果を狙うんです」と小 さなフィギアを手に早口できりりとした表情で説明する高沢。

「おまかせください!オマケ目当てに買う 人もいます。オマケが何種類もあると全部揃えないと気が済まない人とか、
1点稀少価値のあるオマケを設定すると不透明なパッケージなら中身が見えないから 狙っスオマケが当たるまで何回でも買う人だっています!」と熱弁をふるう高沢。

幸子の同僚たちも「なるほど、そういえば子どものころ目当てはオマケでお菓子 はどーでもよかった」とか

大沢(演:石塚英彦)が「カードほしさに山のようにポテトチップス買って全部 食べた」というと間髪いれずに高沢
「それでそんなに・・・」思わずうつむいて せり出したお腹をなでる大沢。

高沢はりりしい顔をふとほころばせて「ボクも未だに『ガイセイバーZ』好きで 〜〜」
そして続ける
高沢「まあオトコは馬鹿ですからねえ」ハッとして苦笑いする大沢に「あ、その (オマケのおかげで肉に なった?)馬鹿(さ加減)じゃないです」ときっぱり。・・・(;^_^A

幸子「 ガイセイバーZ!?」幸子の心に一筋の電球(?)が灯ったか。

高沢を紹介してから俄然目の色が変わった幸子を想って、社屋の外では倉沢が 「見守りオトコを続けて1年。

なぜオレは自分から幸子にライバルを紹介してしまったんだ・・・」と自責の念 に崩れ落ちていた。

自社に戻って高沢「お疲れ様でした。倉沢さん」パソコンに苦悩を書きつづって いた倉沢は高沢に切り出した。
「あのさ高沢。・・・お前あれだよ彼女いる、よな?」「・・いいえ」(どっと 安心する太陽くんファン・・)
倉沢の動揺した指がめちゃくちゃキーボードを連打する。

「こいつらが恋人みたいなもんです、ボクの場合」と高沢は愛しそうにデスクに 並んだフィギアを手にとる。
倉沢「女には興味ないんだな・・・」
高沢「ていうか、女の人ってこういうボクを理解してくれないんですよ」(理解 するするするファンの絶叫!)
「・・・そうか。なるほど、そうか」ちょっと安心する倉沢。
「でもオンナに興味ないわけじゃないんです」(太陽くんがオンナとセリフ言う のを聞いて目が点。(・_・)

フィギアを大切そうに持って「一緒に好きになってくれる人がいたら・・・」
(居るでーーー「真の勇者」サイトにおいでーー絶叫もの)
倉沢「聞かなかったことにする」

幸子がその夜自宅で飲み友だちの前に現れたる格好は・・・変身した『ガイセイ バーZ』であった・・・。


「もっと恋セヨ乙女『変身してはみたけれど・・・』第6回(5/24/火)」 / モ グルドン

ガイセイバーのスーツを着て現れた幸子。
唖然とする友人2人比奈子(酒井若菜)と奈々子(佐藤藍子)。
♪陽炎立ち上り〜・・・ガンバレみんなのガイセイバー マシンがうなるぞガイセ イバー
ガイセイバー〜〜〜Z!!
ご満悦の表情の幸子を見て比奈子が一言、
「男ですね・・・」
幸子「なによ、何でそんなに冷たい反応なのよ」
奈々子「座んなさいよ、話し聞いてやるからさ」
比奈子「そうですね、とっとと話してください。まぁ、だいたい想像はつきます けどね・・・」
幸子「なによ、言ってみなさいよ。なんだって言うのよ」
比奈子「いいんですか?本当に?」
ここは天野米店の外、おとこ倉沢(筧 利夫)。
「がぁぁぁぁと気がつくといつの間にか天野米店の前にいる私。
・・・なんてことありえねぇだろ・・・自分の意志で来たんだろうが・・・ なにが『気がつくと』だ・・・嘘つくな・・・ごめんなさい・・・
で、誰と誰が会話してるんだ・・・で、どうしよう?・・・中には入れないし・・・ よし、そっと覗いてみよう」
《どうやら独り言を言って、自分の気持ちを整理するタイプのようだ》
そして倉沢が見たものは、ガイセイバーのコスプレをして楽しそうにうなずいて いる幸子だった。
思わずそこを離れ、一人スポットライトのような街灯のしたに佇む倉沢。
「今回は展開が早い、ついていけない、置いて行かれる予感がする・・・
と去っていく男の背中には哀愁が漂っているに違いない・・・(寂)」
比奈子「判りました、そこまで言うなら言いましょう。
ただし、私が勝ったらター君(夫)のことを『クマ』と呼ぶのは今後一切止めて いただきますからね。
今日は先輩はお仕事でしたね。特に帰りが遅くなった訳ではない。職場での出来 事と予想します。
つまり仕事関係で新しい出会いがあり、一目惚れであると・・・でだ、
その男がガイセイバー・・・Z?が好きであるという情報を掴むか、
本人の口から何気なくその言葉が出て、『それだ!』と思った天野幸子は
早速ガイセイバーZなるものがどんなものなのか、おもちゃ屋だかなんだか知り ませんがそこへ行き、
そして購入したと・・・それを男に近づくアイテムと利用しようじゃないかと・・・
《バンっ!と卓上ライトを取り調べよろしく、幸子の顔に向け》そう言うことです」
幸子「その通りです(泣)だってほんとに素敵なんだもん。
出会った瞬間に、私のハートは釘付けなの。こんなの初めて〜〜〜!!」
奈々子「そうかなぁ・・・オタクなんじゃないの?」
幸子「いいじゃないの、オタクだって。好きな人が好きなものはあたしも好き。
ガイセイバーも好きになりそう!!」
開けて翌朝 オタカラ
そこここに張り巡らされたひも(?)にイカが干してある。《さすが、おつまみ会社》
歩いてくる倉沢と高沢(杉浦太陽)
倉沢「あのな、ガイセイバーなんだが・・・」
高沢「はい!なんですか?ガイセイバーで知らないことはありませんから(喜)」
倉沢「いや、興味があるわけではないんだ」
高沢「そうですか・・・そうですよね」
倉沢「オタカラの・・・」
高沢「天野さん・・・でしたっけ?可愛いですよね?」
倉沢「え〜〜〜〜〜〜〜!!」
《かなりの距離、引いていく倉沢》
高沢「でも、あんな人がガイセイバー好きだといいんだけどなぁ・・・」
倉沢「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
《遙か遠くまで引いていった倉沢。息を切らしながら戻ってくる》
高沢「なにやってるんですか?」
倉沢「どうも最近、オーバーアクションで(笑)あははは」
オタカラ新製品研究開発所では、幸子が巨大なタコをゆでながら、しきりに時計 を気にしていた。
時間の約束でもあったのだろう。
と、そこに「失礼します」と、倉沢と高沢が入ってきた。
満面の笑みで迎える幸子「おはようございま〜す」
高沢「ああぁぁぁぁぁぁ!!!」(@O@)
幸子のポケットの携帯についているガイセイバーのストラップを見つけたのだ。
《いつの間に買ったんだ・・・(;^^)へ》
実は僕も・・・と同じストラップのついた携帯を取り出す高沢。
二人はガイセイバーストラップの話で盛り上がっていった。
夜、また幸子の家に集まり酒盛りをする奈々子と比奈子。《いいのか、家庭は?》
幸子はガイセイバー本を読んでいる。
高沢と話を合わせるために、バッチリ勉強しているようだ。
幸子「ねねっ、問題出してよ」と奈々子に『ガイセイバー伝説』という本を渡す。
奈々子「眼が青から赤に変わる敵の名前はなんでしょう?」
幸子「はい!ソプラノドンです」
奈々子「ガイセイバーの決めぜりふは?」
幸子「はい!『さあ、運命を切り開け!』」
一人浮かれる幸子だった。
翌朝、家業の米屋のおにぎり作りを手伝う幸子。
高揚した気分から出てくる鼻歌は、もちろんガイセイバー♪
心はすでに高沢の所にあるようだ。
デパートの屋上。
色とりどりの風船を子ども達がもらっている。 カートが置かれ、大道芸人が芸を披露している。
ガイセイバーZ vol.3のビデオを幸子に渡す高沢。
高沢「僕、小学3年生の時からなんですよ。こういうの好きになったの。
その頃すごく身体が弱くてちっちゃくて、まぁ弱っちぃ子どもだったんです。
学校も嫌いで、学校サボってデパートの屋上とか行って遊んでたんです。
そしたら中学生くらいの子にいじめられて、っていうか絡まれて、 『金、出せ』とか言われてもう泣きそうで・・・
そしたらね、デパートの屋上でヒーローのショーとかよくやってるじゃないですか。
あれの準備をしていて、そのヒーローが助けてくれたんです。
それでね、そのヒーローの人がね、『君にチカラを与えよう』とか言って握手し てくれて、
まぁ今にして思えば、きっとその中に入っていたのはどっかの劇団の人だったの かもしれないけど、 でも、その時僕は少し強くなれた気がしたんだ」
幸子「へー・・・いい話し」
高沢「でしょ(笑)それからずっと好きなんですよ。眺めてると、強くなれる気 がするんだ。で、大のお気に入りなのが・・・」
幸子「ガイセイバーZ?」
高沢「そう・・・ずっと探してたんだ、幸子さんみたいな人・・・」
さて、幸子のハートはクルクルと天にも昇らんばかりだ。 『これってもしかして プロポーズ〜〜〜??』


「もっと恋セヨ乙女『変身してはみたけれど・・・』第7回(5/25/木) / ゆー こ

『これってもしかして プロポーズ〜〜〜??』
行彦が満面の笑みで自分を見つめている。幸子のハートは高鳴った。《前回ここ まで!》
天野米店のテーブルに無造作に散らばったガイゼイバーZの本たち。
幸子(真中瞳さん)は何だか難しそうな表情であーでもない、こうでもないと右手 を上げ下げしている。
「私たちまでガイゼイバーオタクになっちゃいそうですよ」とぼやく比奈子(酒 井若菜さん)と奈々子(佐藤藍子さん)。
結局3人でガイゼイバーZの決めポーズの 練習をする羽目に。《ビールはドライ風NHK仕立て》
「光次元(コウジゲン)戦士 ガイセイバーZ!!」最初にグーの右手を高く突き 上げ、口々に叫んでポーズを取るが・・・。
幸子はジャズダンス風腕振り回し、奈々子は顎下親指・人差し指V字でヒロイン 決め、比奈子は・・・そんなものかな?
3人並んで・・・たまたま今日のトップスは赤(幸)、青(比)、白(奈)のいいコン トラスト・・・ポーズ決まった!!
ふっと振り向くと仕事から戻ったデキルOL風/幸子の妹・伸子(山口あゆみさん)。
「姉をよろしくお願いします」と、恥ずかしくなり固まる3人を尻目に立ち去ろ うとする。
幸子「ちょっと伸子、アンタも付き合いなさいよ〜」
伸子「絶対ヤダ!!」そそくさとその場を逃げた。
障子1枚隔てた仏間には父・健吾(小野武彦さん)の姿が・・・何と広げているの は『ヒーローマガジン/ガイセイバー大解剖』。
おもむろに本を置きすくっと立ち上がる。
「こうだろ?」「光次元戦士 ガイセイバーZ!」
決めポーズは前に突き出した右肘に拳を顎近く、左手は右肘下に軽く添える。決 まった!!
「あっ」「お父さん・・・」「それですぅ」障子を開け父を見つめる3人。
見られてはいけないモノを娘たちに目撃されてしまった・・・。
ポーズしたままワナワナと身体を震わせる父。
やがて仏壇に向かい膝を抱えて座り背中を丸めるその寂しげな後ろ姿・・・。
微笑む妻の写真。〈チーーン《合掌》〉
行彦(太陽くん)の目元のアップ。
職場のデスク上、ガイセイバーフィギュアのポーズ取りに余念のない行彦。
「よし!」ニッコリ満面の笑顔。「それじゃあ行って来ます!」
黒いスーツに小さなドットの藤色のネクタイが決まっている。
行彦の向かいのデスクの倉沢(筧 利夫さん)が、腰掛けたままの椅子をツ ツーーッと滑らせ、突然行彦の行く手を阻んだ。
視線は合わさずに語りかける。「あのさ・・・」「はい?」
倉沢「オタカラの例の・・・」 行彦軽く笑みを浮かべ「幸子さん!」
倉沢「えっ?」思わず右上の行彦の顔を見上げるがすぐに視線を外す。
「あー、そうそうそうそう・・・で、どうなんだ!?」
行彦「どう・・・って!?」倉沢「いやっ、上手く行ってるのか?(見上げる)」
行彦にっこりと「ハイッ!」
床を蹴り、椅子ごと後退する倉沢。「そうか・・・〈ハイ〉かっ・・・」デスク に軽く両手を付き、「そうか〈ハイ〉かー」。行彦「はい・・・」
「いやいやいや・・・〈はい〉か」「・・・はい」訝しげに倉沢を見る。
「あのな、高沢」「はい」「彼女はいい娘だ。傷付けるようなことはするなよ。 分かったな?」
無言で倉沢の横顔を見つめる行彦の右45度アップ。
「んんっ?」答えを迫るように行彦の目を見据える倉沢。
「はいっ、分かりました!」ニッコリ笑顔で答える行彦。
「え``、そんな爽やかに〈はいっ〉って(汗)!?」
「じゃあ、ボクちょっと行って来ます!」嬉々として事務所を後にする行彦。
「いやいやいやいやいや・・オイッ!」《ピアノ流れて一人芝居風》
「フツー今のはオレの言葉を聞いてサ、倉沢さんの、天野幸子への想いに気付 くってシーンだろ?そうだろ、フツー??」
行彦役「先輩、もしかして幸子さんのことを・・・」
本人役「んんんっ」 行彦役「そうだったんですね。申し訳ありませんでした」
 本人役「んんんっ!!」眼光鋭く行彦を見上げた(つもり)。
「・・・って言うんじゃないの?フツーは!?」「何でそんな風に展開しないわ け!?」デスクを両の拳でドンッ!!
ガチャガチャガチャッ!!向かいのデスクの行彦のフィギュアが倉沢の机上に山 を作る。
その上に突っ伏す倉沢。追い討ちを掛けるように箱のままのフィギュアが後頭部 に コーーーン・・・。
「ガイチェーンジ! ハッ! 運命を切り開け!」・・・空耳か?幸子と比奈子 の声。
《聞こえるワケない!だって彼女らは米やだもん》 倉沢は辺りを見回すが???
ここは天野米店。「ガイセイバーRV!!」幸子と比奈子は両手を真っ直ぐに伸ば し身体を斜めにし、2人並んで〈V〉の字を作る。
奈々子「全然ダメです!」2人「ウッ(汗)」「ちゃんと腰を入れてくださいね!」
同時刻、隣の仏間では、父がやたらと幸子たちの様子を伺い、フーーッと深いた め息を付く《手にはガイセイバー本》。
そこへ丁度妹・伸子が通りかかる。「いい所に来た!」妙に嬉しそうな父。
笑顔をこわらばせながら・・・あんなにイヤがっていたのにやっちゃいました、
ガイセイバーチェンジ!!
《後でドドドーーーンと後悔する伸子》
片や特訓の成果が上がり、変身シーンも板に付いた幸子たち。自画自賛の嵐(爆)!
さて、とある休日。笑顔の幸子が立っているのは『光次元戦士ガイセイバーZ』 上映劇場前。
行彦が間もなくやって来た。これからデートで映画鑑賞♪
館内、それぞれ手に持ったポップコーンを弾き飛ばしながら、ガイセイバー変身 ポーズ!目を見開く迫力シーン!
デート2日目の街角。手前のショーケース《ショーウィンドゥの勘違いですm(__) m》に走りよる行彦。
「ガイセイバーだっ♪」新商品なのか?「見て見て!!」瞳をキラキラ輝かせて 幸子に語りかける。
あどけなく屈託のない笑顔だ。
更なるデートの日。幸子の待つ公園に行彦が現れた。
「幸子さーーーん」手を振りながら幸せそうに駆け寄る2人。
噴水の前で出会った二人。《・・・やっ・・ヤヴァイ、こう言うシーンって普 通・・・ドキドキ》
手をバシッと合わせ《んんっ!?》「ガイチェーーーーンジ!!」
「運命を切り開け! ハッ! ガイセイバーRV!!」
《そう来たか(汗)・・・ひと安心!?行彦くんって変身始めるとマジ顔で、 とーーってもカッコいい♪》
10人ほど人の気配のあった公園は、噴水と犬以外フリーズしてしまった。
世界は2人だけのもの。。。
天野米店。浮かない顔の幸子。部屋にはいつもの2人組み。
ガイセイバーグッズは何でも持っているであろう行彦への、バースディプレゼン トの心配をしている。
比奈子「彼の好きなモノに幸子先輩がなるんです」
幸子「へっ、何それ?どう言うことよ?」「いやん、恥ずかしくて言えないですぅ」
《隣でお父さん、聞き耳を立てている》
比奈子「プレゼントは先輩そのものです。彼の一番好きなガイキューティーにな るんです。その衣装を着て〈私を あ・げ・る♪〉」
幸子はもうその路線しか考えていなかった・・・。
裁縫はそう得意ではないが、幸子は懸命にミシンをかけた。
「お姉ちゃん、無理してない?」「そんなことないよ。下手でも私が作るの」
《愛だよねー、愛♪》
休日のいつもの公園。行彦がヘッドフォンで音楽を聴いている《「Sakuraが咲い た」?「ガイセイバー」?・・・全く聞こえない(汗)》
ふと気付くと見たことのあるモノが近づいてくる・・・。あれは・・・?
リボンのかかった大きな赤い箱を抱えて走ってくるのは・・・ガイキューティ!?
マスクを取ったそこには・・・「幸子さーーーん♪」
「お誕生日おめでとう♪」「ありがとう!!」
感心したように、しげしげとガイキューティの衣装に身を包んだ幸子を眺める行彦。
一瞬笑顔が曇る。「あっ」「何?」「いや、何でもない」「何?どっかダメだっ た!?」
行彦は遠慮がちにガイキューティのベルト付近を指し「この色がちょっと・・・ 違うかなぁ」「へ?それホント!?」
行彦の指摘が気になり落ち着かなくなる幸子。
〈ヤバイこと言ってしまった!?〉「何、これ!?」失言をカバーするように、 しゃがみこんでプレゼントの箱を指す行彦。
「あ、ガイゼイバー!」「下手だし、またどこか間違っているかもしれな い・・・」
「ありがとーー♪」行彦「着よう」
公園の階段をゆっくり降りてくるガイセイバーZとガイキューティ。
「さぁ、運命を切り開け!」2人で天を指差す。
「うん、カッコいい!」「あー、良かった〜」
恋する2人の世界には 2人だけしかいないんだよね、きっと♪


もっと恋せよ乙女ネタバレ第8回 /(05/26/金) レイゴ

ネタバレ・・俺でいいのか最終回
ついに怒涛の終結がっ
幸子の幸せ探しがここに完結されるのか否か
「あたしをあ・げ・る♪」《ぎゃあーーーいってもらいてぇ大興奮》
運命を切り開け光次元戦士ガイセーバーZ踊り込む二人の変身ポーズが決まっ た。《装着!・・違うって汗》
「ちょーかっこいい」《うんうん・・感涙》「すごーくよくできてるよ今回完璧」
《前回は、不完全》異常なハイテンションで盛り上がる二人。
すでに別世界つーかあなたの知らない世界?
「すごいですね。」うわわわ《すんげぇすんげぇ完璧狂ってるよ》
「幸子なんか疲れているみたいだけど」《憑かれているとも言う》
「衣装徹夜でつくったから」《ねっねむいっ》
「それだけ??」《憑依が気になるのよ》「なんで・・・ふにゅ」幸 子は、半分意識混濁の中で耳を傾ける。
友人は、会話を続ける。
「あんたも熊とやればぁ」「やめてください。」熊ネタで盛り上がる友人二人
「寝てるし」《いい夢みろよ》「なんか無理あるよねぇ」《だよね〜つーか聞いてる?》
「なにやってんだかうちのバカ娘は」障子を開けてオヤジがそのひょうきんな顔 をぬっと出す。
「がんばってるんですよ幸子は、」《これは女の戦いなんです。きりり》
「どうせだめなんだろう振られているのばっかりみてるのもどっちも嫌 だよ」《なっなさけねーー誰に似たんだ・・お前だろ涙》
太陽と筧が本日も仲良く残業中。《こいつらしかいねぇのかこの会社》
2シヨットの満面笑みを浮かべたふたりのコスプレ写真をみつめ、ふとくぐもる 表情を見せる太陽
「どうした」太陽の浮かない表情に思わず声をかける筧。
「みます写真?」気を取り直したように筧に差し出された写真。
「なんなだこれは果てしなくかわいい」《最高の褒め言葉》「先輩の言うとおりい い女ですよね、幸子さんは」
あたりめーだろうと視線で返すと
「ですよね」太陽の言葉は、何かの考えをまとめるかのように短く答えた。
「きめた」一つの決心が太陽の顔を男の表情にかえた。
「え゛きめたって何を」それしか考えられない、それであってほしくないと意識 が交差する筧。
「きめました僕は明日よるところがあるんでおつかれさまです。」「え゛決め たって」《よっていかないで〜》
追いすがりたい感情を、のこされたいくばかの己 の理性と幸子の幸せを願う気持ちがそれを踏みとどめた。

幸子の会社は、突然にしてガイセーバーブーム
ガイセバーZ♪を楽しげに声を揃えて歌う同僚一同
ガイセーバー〜引き伸ばしたところにタイミングよく太陽が飛び込み「ゼッ トっ」とポーズを決める!
「決まった」完璧にかっこいいぃぃぃぃ。「決まりま したね」さすが永遠のヒーローそのものです。
数秒送れて入室した筧
「きまりました。ってまじ」まさか、まさか、ま・さ・かぁぁぁぁぁ・・意識が 奈落の底に吸い込まれていきそうになる。
太陽と幸子は、夕暮れの土手にならんで腰を降ろす。
「みせたいものってなに」「これなんだけどさ僕にとって命の次にたいせつなも の」
大切なものの順位を強いて強調する太陽。一瞬にして違和感を感じる幸子。
「そうだよ命の次ぎ」《・・・・。》
太陽の手からゴールデン色に輝くガイセバーがぽろっと落ちたつーかあたかもぽ いっと放り投げるかのよに落ちた。
あわてて、手を伸ばそうとした幸子を押し払うかのように太陽が急いでガイセ バーを拾い上げる。
「たすかったー」「大丈夫」「そっ、幸子さん僕は、幸子さんよりこいつを愛し ている。
僕はそういう男なんですそれでもいいですか?いいわけないですよね。 付き合う資格なんてないし」
「ありがとうございました。」
幸子に一切の言葉を挟む余裕を与えず太陽は、いっきに言い切った。
呆然とみあげる幸子に太陽は微笑んだ。
「ガイキューテーかわいかった。じゃさよなら仕事はきちっとやりますから」 「そんな」それだけを言うのがやっとの幸子。
大きなスタンスで快活に歩く太陽は、とぼとぼ歩く筧をみつける。「あっ先輩」
太陽は、その歩調を緩めることなく筧とのすれ違いに無言のバトンを渡していく。
筧と太陽の手の平と手の平がタッチされる。
「去っていく」「そして去っていく」筧は、太陽の心情をそう言葉に表した。
放心する家族《まただぜょ》
「おじゃましまーす幸子は?」友人二人鼻が利くのか揃って訪れる「なんとなく 嫌な予感がして」ビンゴ!
「幸せなやつだなあいつは、公園でブランコこいでる」《こっこわいっ》
「ぎょうざの準備でもしとくか」《やけぐいだぁー》
「やっぱりですね」予感的中私たちは宇宙人
「こんばんは」筧が、幸子の自宅をさりげなく訪問する。
「おーーあんたかいいとこにきた手伝え」《このさいなんでもいいぞっ》

「でもねなんとなくなんだけどわざとかな」幸子が二人に状況を説明する。
「高沢君、私が我慢できなくなってそしてダメになるだからわざとかなって」
「そんな価値あるものじゃないってわかるもの」「いいやつじゃん」
「楽しかったですね。」
想いを吹き飛ばせと友人二人が幸子にポーズを決めてみ せる。
「運命を切り開け光次元戦士ガイセーバーZ」
つい乗って妹もポーズを決めてしまう。
やっちまったかと「うーーんよくとんだ」誤魔化すのに必死の妹。
「さて帰るか」
家族、友人の優しさに囲まれて、帰宅するとそこに筧とオヤジさ んのぎょうざ奮闘劇が展開されていた。
「なんでいるんですか、しかもなんでぎょうざ焼いているんですか」《そりゃ普 通に驚くよね。》
「今日のぎょざは、ガイセーバー型だぞぅ」「バカオヤ ジぃぃ」
「おいしい今日は飲んでたべるわようー」大きなお口全開でむぎゅむ ぎゅ豪快に食べる幸子。
幸子の幸せ探しはまだまだつづくのです。
人の好きをすべて共有することは、できないかもしれない。
それでも幸子は、好きな人の好きなものが共有したかった。
その想いが痛いほどわかったから、自分の最も大切にしているものをもっとも大切にしてくれたから、
そして解ろうとしてくれたから、だから幸子の幸せを考えてしまう
そんな青年の苦悩と一つの愛の表現の仕方を杉浦太陽は、みごとに演じきった。
本当の優しさは、時にとてもぶざまでかっこ悪い。
だから人は、ヒーローに焦がれ、日々の苦悩に疲れながらも、ヒーローを目指す。