「ウルトラQ〜dark fantasy〜」DVD「case1」発売記念『5.1ch体感試写会』レポート

『ご注意』このページの内容は、ファンが、イベントをレポートしたものです。
従って事実と相違する点ならびに主観的表記がある場合があります。予めご了承願います。

尚、各情報の主たる権利につきましては、各権利者の方に帰属いたします。

























































































2004.7.9「ウルトラQ〜dark fantasy〜」DVD「case1」発売記念『5.1ch体感試写会』が開催されました。
公式HPで試写会に30組60名様をご招待!

(^o^)v 行ってきました!「取材 リドリアス」

会場は東京・品川パナソニックビル。
全席220席の会場。その3分の2以上の座席が埋まり、参加者は応募・当選の一般者76名に加え、円谷プロ他、 製作関係者・マスコミ等も同数くらい来場されたようです。


開演・午後5時。ステージに司会の円谷プロダクションの女性が登場してご挨拶。
司会「歴史的な番組『ウルトラQ』が現在またテレビ東京はじめCSスカパーなどで放送され大好評をいただいております。 今春4月スタート前より、このウルトラQの復活劇が各マスコミ等で取り上げられました」

そして第1話「踊るガラゴン」第2話「らくがき」の二話がこの8月25日にDVD発売されることとなったこと。
9月29日にはレンタルも開始されるということなど説明がありました。

司会「どうぞ臨場感溢れるdtsサラウンド、史上初(TVドラマがdts仕様でDVD化された前例はないそうです)のスゴイことを体感してください!
スペシャルプライス2000円。このチャンスをお見逃しなく!
dtsは音が定評あります。どれだけ凄いか、体感してください!5.1ch対応です。どうぞお楽しみください!」

<第1話「踊るガラゴン」上映>(監督:八木毅 脚本:上原正三)

司会「いかがでしたか?まるで映画館にいるような迫力!この違い、おわかりになりましたか?」

確かに、映像も音響もすごい迫力、東京タワーの隣に陣取る真っ赤な丸い巨大ガラゴンの存在感、私はこの第1話を見逃してましたので、余計その迫力に度胆を抜かれた思いでした。 そして小さな知能ロボット「ガラQ」ちゃんのなんと愛らしいこと。

司会「それでは本日のゲストの皆さんにご登場いただきます。
・・・改めましてご紹介します。向かって左手より、八木毅監督、脚本の上原正三さん、初代エンディングテーマ曲を歌われたkayokoさん、そしてナレーション担当の佐野史郎さんです」

レポの都合で、経過が前後しますが第1話の上映に先立ち、ゲストの皆様が先にステージにご登場。
司会者が皆様をご紹介した後
司会「さあ今日は、ガラゴン2号、カネゴンヌ、ウニトローダ星人まで駆けつけてくれました!」
と、ステージ前の客席に怪獣たちがぞろぞろ登場!♪
キュッキュ♪ガラQ〜♪と可愛らしいテーマソングも流れて、マスコミ・プレスたちによってさっそく先ほどご紹介のゲストの皆さんと一緒に一時、撮影会もありました。

<トークショー/撮影ウラ話>

司会「佐野さんはウルトラQシリーズ通してのナレーションを担当されているわけですが、いかがですか?
ウルトラQというと、何か独特の世界観があるかと思いますが、気をつけている点など、ありましたら教えてください」
佐野「ボクはとにかく初代の石坂浩二さん(のナレーション)で育ちましたから、大役をお引き受けし、うれしい反面、責任の重大さを感じていたので、 第1話の「踊るガラゴン」のナレーションは緊張しました。 ボクも含めて、ウルトラQのファンの方に満足していただくにはどうしたら良いかと不安もありましたが、実際は楽しくやらせていただきました」
司会「終わったのか、終わらないのかミステリアスなナレーションですね」
佐野「ありがとうございます。ドラマの邪魔をしないような、すんなりと、見た方の気持ちに添っていけるような、あまり主張しないナレーションを心掛けています」
司会「第1話の『踊るガラゴン』。八木監督は、なにか指示されましたか?」
八木「話によってタッチが変わるので、佐野くんに細かい指示は出していません」
佐野「最初はナレーションの話は決まっていなくて、(ウルトラQに)出演のほうが決まっていました。そのあとでナレーションの話を伺ったわけです。だからまず、俳優として出演できるという喜びの方が大きかったですね」

司会「続きましてはkayokoさん。エンディングテーマを歌われる 『夕方に咲く花』。
しっとりとした素敵な曲をありがとうございます。抜擢された時のお気持ちはいかがでしたか?」
kayoko「すごく喜びました!うれしかったです」
司会「kayokoさんには、のちほどそのエンディングテーマ曲を歌っていただきます」

司会「上原さん、ウルトラQシリーズ全体を通して、38年前から中心的役割を果されたわけですが、どんなお気持ちですか?」
上原「38年前のウルトラQ以来ですから、里帰りの雰囲気です。 38年経ってまたウルトラQにかかわれるなんて、めったにない幸せです。38年前のウルトラQは怪獣をお茶の間に出すということで衝撃をさらいましたが、今は皆さん驚きませんね」(笑)
司会「では八木監督に伺います。新シリーズ第1話のプレッシャーはありましたか?」
八木「プレッシャーはありましたが、非常に楽しく撮れました。 みんな良い人たちはかりで。上原さんの素晴らしい脚本をどこまで映像に出来るか、1番バッターのプレッシャーはありましたが、かなり気楽に撮れました」
司会「八木監督(とお仕事すると)『はいはい、大丈夫』という気楽さがありますね」(笑)
八木「限りなく良い雰囲気で。1話は楽しい雰囲気。2話「らくがき」も同じ日に撮りました」
司会「撮影の思い出はありますか?」
八木「全部が思い出深い。レギュラー3人(坂本剛一役/袴田吉彦・楠木涼役/遠藤久美子・渡来角之進役/草刈正雄)。 その場で作りました。組み合わせは現場(増上寺の境内)です。行ったら雨が降ってしまった・・・。 役者も初めて来て。草刈さんがすでに役作りをされていたんで、良かったです。 昔から仲良い感じでイイ感じに撮れた。いい雰囲気でした。前から仲の良い人たちに見えた」
司会「監督から見て、佐野さんは?」
八木「『石』のイメージで。意識しないで・・・」
佐野「そうはいかない、やってると(意識が)出てきてしまう」(笑)
八木「つぶやくような。声を張らない。でも存在感」
佐野「1話と全然違ってきてしまいました。1話はプレッシャー。だんだん後半はセブンになってきている(笑)総じてウルトラということにしてしまおう」(笑)

上原「昔は特撮。円谷(プロダクション)は吊りやミニチュアワークが得意でした。今回は美術セットが実はないんです。 (CGによる)実写の組み合わせです。しかし全く違和感がない。ド迫力です」
司会「最近の技術はすごいですね」
八木「昔ウルトラQのステージは2つありました。今は逆手にCGで補強しています。実写で構成すると迫力が出るのです」
司会「実験的なものはうまくいきましたか?」
上原「昔のガラモンは傑作でした。もう一度出してと言われたので(その名を)汚さぬよう緊張感がありました」

このあと、今回の試写会に来られない実相寺昭夫監督の「メッセージ&メイキングビデオ」が公開されました。(10分位)
「〜よろしくお願いします」とのことでした。(実はあまりよく聞き取れなかったです、すみません)
司会「『ヒトガタ』9月放送ですが、この回は佐野史郎さんもご出演ですね」
佐野「実相寺さんとは、昔からご縁があるんです。『帝都物語』とか出させていただきました。 Q最終話のほうで「ヒトガタ」(監督:実相寺昭夫)に出させていただきましたが、どこに出てるかはヒントはニュース番組、というところでしょうか」(笑)

この後<第16話「ガラQの大逆襲」上映>(監督:服部光則 脚本:上原正三)

司会「まだTVでは未放送のこの第16話はいかがでしたか? dts仕様の5.1chでご覧いただきました。7月20日にテレビ東京で放送予定です。 ご出演の女優、松本智代美さんの体当たり演技『セミ女』いかがでしたでしょう?ご本人も楽しんで出来ましたとのことでした」

司会「では第1話から第13話までのエンディングテーマ曲。ウルトラQの歌姫、kayokoさんに歌っていたただきます」
kayoko「この曲は、決まる前にすでに書いてあった曲なんです。
番組では2番から流れていますが、今日はせっかくですから1番から聴いてください」
kayokoさん、フォークギター1本で、しっとりと弾き語りで歌ってくれました。

『夕方に咲く花』<ウルトラQ・エンディングテーマ曲> 作詞:kayoko 作曲:kayoko&神郡健 編曲:武部聡志

司会「ウルトラQでドキドキした感じを、ゆったりさせてくれる曲ですね」
kayoko「今度(7月15日(木)、渋谷spumaでライブやります。 そのあと坂崎幸之助さん(アルフィー)とユニットを組んでのライブもありますんで、皆さんぜひ聴きに来てください」

司会「ではゲストの皆さん、ファンとマスコミの皆さんに一言ずつお願いします」
佐野「さきほども言いましたが、ウルトラQで育ったボクなど、そういう気持ちで普段もこの世界から離れたことがないんです。 今回(〜dark fantasy〜)は大人っぽい仕上がりになっています。 それ(Qとの歴史)がドラマの楽しい原点になっているような気がします」
kayoko「また(ウルトラQを)楽しんで見てください」
上原「38年前、少年時代に見た人が憧れを持って、シナリオライターになったり監督になったりして38年前(以来)のシリーズ・名作に参加している。 一作一作が名作です。若い人たちがおおいに楽しみです。 ウルトラQ(〜dark fantasy〜)は全26本です。 全部出来ているわけではないが、ウルトラに対する想いをぶっつけています」
八木「(第16話)『ガラQの大逆襲』は、今日初めて見ました。この話は1話の続きかな。DVDもぜひ買ってください!」
佐野「第25話、26話あたりの作品は、放送して大丈夫かと思うほど、なんかスゴイことになってます。本(シナリオ)見てもよくわからない」
八木「放送するにもハードな内容で、オンエアが心配。DVDならクリアできる」(苦笑)
佐野「妖精が出てくる加山茂的な作品です。さあ、わくわくしますよね(笑)。こんな(に凄い)のが放送されていいのか!?という感じです!」

司会「8月25日に発売の、DVD case1 スペシャルプライス2000円(収録第1・2話)。
お得な初回限定版をぜひお求めください!(DVD case1 通常版は3990円)これにて5.1チャンネル体験記念試写会を終了します。皆さんありがとうございました」 (拍手!)